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「クラウドのサーバー」って、何?

みなさんは「クラウド」という言葉をご存知でしょうか?
スマートフォンのデータ管理などでも使う言葉なので、聞いたことのある方もたくさんいらっしゃることでしょう。

でも、「聞いたことはあるけど、よくわからない」という方も多いはず。 そこで今回は、この「クラウド(Cloud)」を使ったサーバーについて、解説していきたいと思います。

「クラウド」の正式名称は、「クラウド・コンピューティング」

「クラウド」、正式名称「クラウド・コンピューティング」とは、"インターネット上のサーバーにアクセスして、必要な情報を必要な形で取り出して使うこと"を指します。
簡単に言うと、"インターネットの中に必要な情報を保存して、それを好きなときに使うこと"です。

通常、情報は、"目に見える"サーバー(データを入れる大きな箱)に保管されています。
しかし、目に見えるサーバーには次のような欠点もあります。

・場所をとる
・入れられるデータの量に、制限がある

そこで登場したのが、「クラウド」です。

クラウドのサーバーは、インターネット上にあるので、目に見えるサーバーと違って場所をとりません。
しかも、入れられるデータの量に限りもないので、無限に広げていくことができます。

例えば、Microsoftの「One Drive」やiPhoneなどで使用する「iCloud」などはクラウドの仕組みを活用したサービスです。
この他にも、Yahoo!メールやGmailなどがクラウドを使っています。

最近では、レンタルサーバーでもクラウドのものが増えてきました。
場所もとらず、データの量も気にせず使える「クラウド」
とても便利なサービスなので、わたしたちも、さまざまな案件で利用しています。

"なんでもかんでもクラウド"はよくない!

とても便利な「クラウド」ですが、どんな事例にも対応できる、万能なものではありません。

例えば、「社内でデータの受け渡しをするためのシステムを作りたい!」と思ったとき。
クラウドのサーバーと通常のサーバー、どちらを使うのが良いと思いますか?

クラウドのサーバーを使った場合のメリットとしては、次のようなものが考えられます。

・容量を気にしなくて良い
・ハードウェアの管理がいらなくなる

しかしデメリットとして、次のようなものも挙げられます。

・サーバーが重量課金制になる(大抵の場合、コストが高くなる)
・大きなデータをアップロードすると、ネットワークが遅くなって、データの受け渡しに時間がかかる
・社内のネットワークが切れたときに、何もできなくなる

メリットとデメリットを見比べてみてください。
どちらを優先させた方が良いと思いますか?

私たちならこの場合、デメリットの大きさを考慮して、クラウドのサーバーを使わないことをおすすめします。

クラウドの"使いどころ"を間違えない!

容量を気にしなくてもいいクラウドのサーバー。
とても便利なものではありますが、その"使いどころ"には、注意が必要です。

比較的軽量なWebサイトや、コストにそれほどしばりのない案件については、クラウドのサーバーをおすすめする場合があります。
また、「社内の一部の機能だけをクラウドに......」という形での利用も良いでしょう。

私たちWeb制作会社には、お客さまが作りたいWebサイトやシステムについてきちんと検討・検証して、適したサーバーを提案することが求められています。
サーバーのことでわからないことや、疑問点があれば、いつでもご質問ください。

「なんでもかんでもクラウドはよくない」
この言葉を常に意識しながら、お客さまのご要望に合ったサーバーをご提案します。

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