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足元に広がるスパゲッティという暗号解読
みなさま、下の写真が何かおわかりになるでしょうか。
ベトナムの蜘蛛の巣配線
このカオスなケーブルは、当社のグループ会社であるMoon Factory Vietnam(ムーンファクトリーベトナム)のオフィス近くにあります。ただ、この電柱が特別なわけではなく、ベトナムではこのような光景は珍しくありません。でも、好きでこうなっているわけではないのです。
ベトナムでは、電気・電話・ケーブルテレビ・ADSL回線・光回線などの情報インフラが、日本とは比べ物にならないくらい短期間かつ急速に発展しました。その関係で、新旧ケーブルが混在したり、撤去のタイミングを逸してしまい、放置状態となっているものが少なくないのです。
さすがに、こうなってしまうとやっかいですよね。どの線が使われているのかを調べるだけでも一苦労です。さすがに日本ではこのような光景が頭上に展開していることは少ないと思います。でも、一度、オフィスの中を見てください。ベトナムの空がケーブルの蜘蛛の巣だとすると、日本のオフィスでは足元で複雑に絡み合ったケーブルをよく見かけます。
コンピュータ・ネットワークは、日を追う毎に、改良や増設が加えられていきます。何度も改良を加えていくと、ネットワークの構造が複雑になって、どれがどう繋がっているのか分かりにくくなってきます。もはや機能していないネットーワークに不必要なコストがかかっていることだって...。
例えば、最近の急速なクラウドやスマートフォンデバイスの普及に加え、以前からのサーバーやパソコンやネットワーク機器が複雑に絡み合って、さらにそれにWiFiも加わって...。何がどう繋がっているのかわからない状態ですが、今のところはとりあえずは正常に動いています、というような例ですね。
目に見えないところで、インフラ/ネットワーク(サーバとネットワーク)はこうした状態になっていることが本当に多いのです。このように、グチャグチャになってしまったネットワークのことをスパゲッティと言うエンジニアもいます。
日本のスパゲティ配線
ここで困るのは電柱のケーブルとは違い、ITインフラの多くは全貌が目に見えないということです。目に見えるものなら状態もまだわかりやすいのですけれどね。
クラウドやレンタルサーバ、電波って基本的には目に見えません。そんな状況もあり、当社にはお客さまからのご相談が急速に増えています。それはまるで"駆け込み寺"かのようです。
- 「以前の業者さんがサーバを選んだので良くわからなくて(泣)」
- 「セキュリティって大丈夫か診断していただけませんか?」
- 「色々な業者さんに相談しているのですが、タライ回しで困っています(>_<)」
などなど心当たりはありませんか。そういう時こそ、当社の出番です。「ああ、うちのITはベトナムのケーブル並みにカオスだな~」「ランチに食べたナポリタンと一緒だな」と思われましたら、まずはご相談ください。
「ITが苦手な企業をまるっとサポートします。」このキャッチフレーズは伊達じゃありません!