撮影秘儀 ～ 写真素材がよければデザイナーの腕が鳴る～

最近採用サイトやコーポレートサイトでは、企業や人の魅力を伝えるために、写真を大きく扱うことが多く、プロカメラマンに撮影を依頼いただくケースが増えています。
とはいえ「予算がなくて、撮影は難しい」という問題......。そんな問題に弊社では、会社のメンバー同士で撮影していただくことをご提案しています。会社の中でカメラが好きな方いらっしゃいませんか？会社のことを一番知っているのは、社員のみなさんですからね。

でも、どんな写真を撮った方がいいのか、わかりませんよね？
そこで今回はデザイナーが思う写真にまつわるアレコレを、ちょっとだけ盗み聞きしてみました。写真素材はデザインを左右することも。デザイナーも良い写真があると腕が鳴るらしいのです。ぜひ参考にしてみてください。

では、デザイナーのデスクにそっと近づいてみましょう！

「今回依頼のデザインには、写真素材が豊富ですね」

「自分たちで撮影した写真をぜひ使って欲しいらしいよ。どれどれ、どんな写真かな。デザインするのが楽しくなるようなのだといいなー」

「写真によっては苦労することもありますよね」

「そうそう私たちデザイナーを喜ばせる撮影のポイントを押さえてくれてるといいんだけど」

撮影のポイント01「引きで撮ってほしい」

「実際に使うときは縦に長いとスクロールに時間がかかるからトリミングしようかな」

「写真が全部寄りで撮っているから、自由にトリミングできる写真が一枚もない......
写真自体はいい写真なんだけど、Webデザインには扱いづらいなー」

「引きの写真は自由度高いので、何枚か引きの写真があるといいですね」

撮影のポイント02「解像度問題」

「あるある！そういうレイアウトは写真が命ですからね！」

「最近主流のPC用ディスプレイ解像度は"1920×1080"だからそれ以上ないと画面いっぱいはきびしいなー」

「1920×1080ってそんなに撮るの大変なんですか？」

「昔は一眼レフでしか撮れないとかもあったけど、最近ではiphone6以降であれば3000×2000以上の写真が撮れるよ」

「へー、じゃなんでこんな写真がガビガビとか小さい時があるんですか？」

「色々あるけど、携帯で撮った写真を送るときに圧縮してしまってる人は多い、あとはズームとかインカメラはどうしても画質が落ちるんだよ」

「携帯も万能じゃないですね」

「一番いいのはやっぱりプロに頼むことだけど、自分たちで撮る時には注意すべきことを理解して欲しいね」

撮影のポイント03「フラッシュはいらない」

「画像の種類にもよるけど、飛んじゃってるのは戻すの難しいね」

「補正しても無理なんでしょうか？」

「そうだねー光で飛んじゃってるのは色の情報が白になってるから濃くも薄くもできないんだよね」

「えー困ったな、もう一個の写真は逆に黒つぶれしてるんですが......」

「黒つぶれは意外と平気。暗い写真は暗いけど色の情報が結構残ってる場合が多いから補正できるよ」

「へー。じゃあ暗いからって無理してフラッシュ焚く必要ないんですね」

「まあそういうこと」

撮影のポイント04「左右に空きがある写真」

「写真と文章を効果的に使いたいな」

「写真と文章がセットになっているように見せたいですね」

「バナーも作りやすそうですね！」

最後に......

社員同士で撮影すると、とても自然体で生き生きとした良い表情が撮影出来るのもメリットです。社内にカメラが得意なメンバーがいることは、イベント情報やリリース情報を即時に発信できるので、必須人材といえるのではないかと思います。

写真は文章と違って内容を一瞬で伝えます。「どこかでみたな？」と思う素材写真と違い、オリジナル写真の方が好印象を与えます。
ぜひ社内での撮影にトライしてみてください！

　お問い合わせはこちらから