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10月のフィールドワークは『温故知新』~べったら市~
若いスタッフに街歩きの中で、新しい体験を重ね、そこから感性を伸ばして欲しいと考えムーンファクトリーではフィールドワークに定期的に出かけています。 今まで、浅草、芝、丸の内、神田、渋谷・原宿・青山、六本木など様々な場所を歩いてきました。
フィールドワークは「しおり」づくりから始まります。参加する人が、楽しむためにはどんな内容やデザインが良いのかをオリジナルで作ります。 歩くルートを考えたり、途中のゲームを作ったり、最後の打ち上げのお店選びもその土地らしいものを幹事が選びます。
10月は、夜のフィールドワークとして「べったら市」を選びました。
寶田神社前に集合し、名物を探しながら、椙森神社で解散というルートです。各自決められた予算で、下町グルメを買い集め、立ち飲みに挑戦です。
八丁堀から日比谷線で3つ目の駅、小伝馬町を降りると、いつもは暗いオフィス街が、がらっと様変わり!500軒以上の屋台がまばゆい光をはなっています。
べったら市の正式名称は「日本橋恵比寿講べったら市」。元々この神社は、現在の千代田区、皇居の辺りにあり、江戸城拡張の際に、幕府より村の移転を命じられ、現在の地に。
その神社の祭りに、浅漬けを売る店が並んで、今に至っているそうです。
べったら市「勝手に名物」!
べったら市で有名なのは、べったらだけではありません。
①切山椒(きりざんしょ)
べったら市といえば、きりざんしょ。なんですが、今ではあまり知られていない江戸のお菓子。白と桃色と浅黄色の3色の細長いやわらかいお餅です。
②江戸刷毛(はけ)
日比谷線のCMの女性のバックに、ブラシがぶるさがってますね!あれが「江戸屋」さんという1716年創立のお店。べったら市の時に特売します
③小春軒の串カツ
人形町の老舗の洋食屋さんが、屋台だしています。他にも、今半、魚久、玉ひでなどの人形町の老舗が店を出しています。
※地図の位置は記憶をたどったので、適当ですけど、この50年あまり変わってないです。
実は半端ない屋台のバラエティ
べったら市の屋台では、様々な食べ物が並んでいます。
- ソースもの(お好み焼き・焼きそば・たこ焼き・大阪やき)
- おでん的なもの(おでん・モツ煮)
- 焼きもの(焼きイカ・焼き鳥・フランクフルト・じゃがバター・チキンステーキ・鮎の塩焼き・おやき・五平餅)
- エスニックもの(ケバブ・チジミ・小龍包・シャービン・ピザ)
- 甘いもの(今川焼き・チョコバナナ・あんずあめ・ベビーカステラ・クレープ)
さらに、寶田神社の隣には、最近おしゃれなBETTARA STANDなるものができたようです。
時代によって変わっていく「べったら市」。若いスタッフたちにとっても、東京の懐かしい風景の1つになってほしいと思っています。