修学旅行の見学スポットになった、ムーンファクトリー

岡山から高校生の皆さんがやってくる

皇居、国会議事堂、上野の西郷さん......といったあたりが修学旅行で訪れる東京の定番スポットですが、さまざまな業種が集中している東京ならではの修学旅行スタイルとして、企業訪問が最近では多くなってきているようです。 そうしたトレンドを受けてか、2019年12月10日、岡山工業高等学校の生徒さんがムーンファクトリーに来社されました。

今回この企画に賛同した企業は3社。グラフィックデザイナーならだれでも知ってる「インク」のDIC（旧、大日本インキ化学工業）さんと、パッケージや広告のデザイン・印刷をされているIDAさんと当社です。 45名の生徒さんが、修学旅行を兼ねて「デザインの職場を取材する」目的で、東京駅にほど近いこの3社を訪問しようという計画のようでした。

45名は12時半に予定通りに、八丁堀に到着。最初にHSB鐵砲洲ミーティングルームで3社の会社説明を行いました。

ムーンファクトリーは、中堅女性スタッフ3名でプレゼンテーションをさせていただきました。
まずは、高校生の皆さんの旅の疲れを癒すために、柔軟体操からのスタートです。
そのあと、パネル形式で質問を出していき、飽きないように掛け合いをしながら、会社のことや仕事の面白さなど、事例を交えて具体的に説明しました。

会社説明会のあとは、実際の企業訪問です。 今年入ったばかりのメンバーを中心に、「Webサイトの作り方」を説明するプレゼンテーションも準備して、15名ずつ3組の皆さんを迎えました。

ムーンファクトリーの「お・も・て・な・し」

3社の中では規模の一番小さい制作会社であるムーンファクトリーは、その小回りの良さを生かして、事前に岡山の「ゆるキャラ」を使った歓迎の意を伝えるポスターを制作。 そして岡山に帰ってからも当社のWebサイトにアクセスしていただこうという趣向で、QRコードのついたチョコレートをプレゼントしました。

そして、企業訪問のメイン「質疑応答タイム」。事前に高校生たちから「こんなことを聞きたい」という要望が届いていたので、 経験豊富なディレクター、デザイナー、フロントエンドエンジニアや、プログラマーなど、バラエティに富んだメンバーが応えました。
どの高校生もとても純粋で真剣な表情で、私たちの話を聞いてくれました。
今回、プレゼンテーションや当日の進行を担当した新人3名からの感想です。

「真剣に話を聞き、メモを取っている方が多かったです。高校生の頃から『得意なこと・興味のあること』を見つけて学ぼうとする姿勢は、すごいことです。これからも『これだ！』と思うものにまっすぐ進んでいってください。」（小口）

「高校生の皆さんには専門的なことばかりだったと思います。それでも、臆することなく、疑問に思ったことを質問していました。今回ムーンファクトリーで得たものが、これから先の皆さんの「チカラ」になることを願っています」（川上）

「自分が高校生の頃を思い返しても校舎で本気のかくれんぼをした記憶しかありません。Web制作について知らなかった方が興味を持つきっかけになったらいいな、なんて思っています」（小金井）

高校生に伝えたいこと

私たちが高校生の皆さんに伝えたかったのは、仕事に自分を合わせるのではなく、自分の好きなことに仕事を合わせていくワークスタイルの大切さです。
スマホアプリを作りたいのなら、「スマホアプリの作り方」を習うのではなく、スマホアプリをたくさん使いなさい。デザインをしたいなら、「デザイナーになるには？」と検索するのではなく、インスタやSNSで写真やデザインを表現してみなさい。まずはそこからです。
仕事とプライベートの切り分けてなんて、もう古い！オンもオフも、誰もがネットワークに繋がっている時代です。プライベートを活かして、仕事も楽しくやっていくことができるということが伝えることができたでしょうか？

全国の高校の皆さん、東京の修学旅行の際は是非、東京駅から徒歩圏にあるムーンファクトリーをお訪ねください。きっと今までの想像とは違うワークスタイルが見えてくると思います。

さいごに、岡山工業高等学校の生徒さんから「鳥獣戯画のウサギとカエルに、ぜひお名前を付けてください」とご意見をいただきました。
社内でいろいろな名前を考えていますが、まだしっくりとくるものが見つかりません。名前が決まった際には、ぜひブログかFacebookでお伝えできればと思います。
岡工の皆さん、楽しみにしていてください。