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デザイン研修で学ぶ!リベラルアーツの極意

今、デザイナーに求められること

ムーンファクトリーに在籍するデザイナーは、各々が得意分野を持ち、日々デザイン製作にあたっています。お客さまから「このサイトデザイン、すごく良いです!」とご連絡いただいたときなどは、デザイナーをやっていて良かったと思える瞬間でもあります。

そんな良いデザインを作るために必要なものは一体何か、皆さんはご存じでしょうか?
ソフトを扱う技術、センスの良さ......もちろんどれも大切ですが、それだけではありません。PC画面と向き合い、ただ手を動かすばかりでは良いデザインは生まれないのです。
近年よく耳にするようになった『リベラルアーツ』。これこそが、今、デザイナーに強く求められるものなのです。

リベラルアーツとは

キーとなるのは、「考える引き出しを増やす」ということ。引き出しが多ければ多いほどお客さまのご要望に的確に、また、多彩なご提案をすることができます。
では、どうやったらそのリベラルアーツを学ぶことができるのでしょうか。
そこで社内にて始動したのが、〈デザインチーム感性UPプロジェクト-観て語ろう-〉なのです。

展示だけでなく、美術館のある地域も楽しむ
──丸の内、六本木、上野、木場

〈デザインチーム感性UPプロジェクト-観て語ろう-〉のメインテーマは、1年間を通して都内の美術館を巡り、自由な視点で鑑賞してまわることです。
「必ず1人で鑑賞してくること」「鑑賞後は、皆で語り合うこと」を決まりとして、この1年、デザイナーたちは感性と思考力を磨いてきました。
足を運んだのは、全部で4つの展示です。

  • 第1回:『ヴァロットン―黒と白』(三菱一号館美術館・丸の内)
  • 第2回:『ルーヴル美術館展 愛を描く』(国立新美術館・六本木)
  • 第3回:『アンリ・マティス展』(東京都美術館・上野)
  • 第4回:『デイヴィッド・ホックニー展』(東京都現代美術館・木場)

ルーヴル美術館展 愛を描く

美術館に赴く際の大事なポイントとしてもう一つ挙げられるのが、「展示物の周辺にも興味を持ち、楽しむこと」です。
芸術家たちが生きた時代はどんなものであったか?世界では何が起きて、彼らにどんな影響を与えたのか。
また、美術館の周囲には何があったか?立地一つを取っても歴史があり、人間同様に時代背景があります。丸の内、六本木、上野、木場......美術館のある地域そのものにも興味を持ち、楽しむこと。
語り合う際にも、どんな場所で、どんなことを話題に出そうかと考える。そうした物事を楽しむ前のめりな姿勢が、思考の幅を広げ、引き出しを増やすことにも繋がっていくのです。

1人で見るだけではダメ、経験を共有することが大切

鑑賞後の語り合う会は、ランチタイムを兼ねて行われます。
ある時は日本橋にあるブックラウンジで本に囲まれながら、ある時はプロジェクトリーダーのイチ押しのお弁当をいただきながら、和気あいあいとした空気で各々が自由に感想を述べていきます。お弁当も足を運んだ土地にまつわる物がチョイスされるなど、常に+αの遊び心は忘れません。

崎陽軒のシウマイ弁当

ひとくちにデザイナーといっても、経歴は様々です。美術史に詳しいデザイナーもいれば、別の畑から単身飛び込んできたデザイナーもいます。
だからこそ一つの視点に依らない意見が生まれることもあり、そのたびにメンバーからは「なるほど!」「だったらここもこういうことかも......」と賛同や新たな意見が出ます。
この日は、1年間の包括も兼ねて振り返りを行いました。重ねて話されたのが「リベラルアーツ」の必要性です。
興味の幅を深く・広く持つことの大切さ。デザインを行う際も表面上やその場限りの良いデザインを作成するのではなく、お客さまの想いを表せているかどうかや、連携サービスとの統一感、今後の運用のしやすさなど、深く広い視野が求められます。

ランチタイムを兼ねた語り合う会

今年の試みはこれで終了ですが、プロジェクトは来年も続きます。そしてなんと、来年のテーマは自分たちで決めることができます。
「映画は?」「本を読むとかどう?」と、それぞれの考えのもと提案が捗ります。ベテランスタッフも若手スタッフも関係なく、出されたアイデアを皆で柔軟に受け止め、考えていけるのもムーンファクトリーが持つ特長です。

自分自身が楽しむために、もっと「引き出し」を多く持とう

ここまで、「引き出しを増やすために楽しむ姿勢を持とう」という話をしてきましたが、そうして増えた引き出し=知識や視野の広さは、さらに多くの物事を楽しむきっかけにもなり......といった具合に、良い循環へと繋がります。
いただいたご要望に対し、様々な形で応えていく必要があるからこそ、この「楽しむ」姿勢は今もっともデザイナーに求められるものと言えるでしょう。
もちろん、考え方だけの話ではなく、新しい技術や製品に触れることについてもそうです。お客さまのご希望を叶えるためには何が最善なのか、ムーンファクトリーのスタッフは常に模索し、何事にも興味を持って臨んでいます。

当社ではこのような取り組みを交え、スタッフのスキルアップを日々図っています。チームプロジェクトだけでなく、新しいことへチャレンジする人のバックアップも個別に手厚く行うのがムーンファクトリーの強みです。
また、個人の意見も一つひとつ考慮されるため、誰かのアイデアが新しい事業に繋がることもあります。昨今では実際に新規事業が立ち上げられ、お客さまからのご依頼に役立った事例もあります。

楽しくスキルアップできる会社をお探しの方や、スタッフからの柔軟なサポートをお求めのお客さまは、ぜひ一度、ムーンファクトリーにご相談ください。

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